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初グランピング

コラム

2023.04.24

巷でグランピングなるものが流行っているとのことで、早速、千葉県香取市にあるザ・ファームというグランピング施設に行ってまいりました。

グランピング施設(モンゴルの大草原にあるゲルみたいなテントですね)は、暖房はあるわ、ベットはあるわ、電池式のランタンはあるわで至れり尽くせりです。楽ちんなのです。

奥多摩渓谷沿いのザ昭和なキャンプ場を利用していた私のアウトドア経験を踏まえると、グランピングは…、ん~、あまいっすね。暗闇の中、ダムの放流のサイレンで叩き起こされることもなく、山の上から岩が落ちテントに穴が開くこともなく、蛇やムカデが入ってくることもなく…、つまりスリルがないんですね。自然と対峙していないのです!

そこでふと思い出しました。学生時代にロードレーサーというものすごくタイヤの細い自転車で行った北海道カムイワッカの滝のことを。カムイワッカの滝は、知床半島の先っぽの方にある滝つぼが自然温泉となっている観光名所です。ビーサンと海パン一丁で沢を上り、滝壺へドボンと。物思いに浸りながら滝つぼにつかっていると、ふと気づけば、人影はなく夕闇が迫りつつありました。急いで沢を下り、自転車にまたがろうとした瞬間、山の方から獣の鳴き声がするではないですか。くっ、熊か!恐怖に怯えながらダッシュでペダルをこぎ始めると、そこは未整備の林道。車輪が砂利にとられ空回り、ロードレーサーがママチャリより遅いんです!頭に懐中電灯、ブーメランな海パンでダッシュでペダルをこぐもママチャリ以下。夜遅くにやっとの思いで岩尾別にあるキャンプ場に着き、死んだように寝ました。正に、自然VS自分!熊VS自分!これぞアウトドアなり!

なんてハードコアなアウトドアはもう無理っすね。暖房もありフカフカなベットもあるグランピングでぐっすり寝るのが最高っすね!

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