とある車のディーラさんでの衝撃
コラム
2023.01.30
年明けの免許センターの帰りに、いつもお世話になっている車のディーラーさんに寄り、営業担当者の方と最近の売れ行き動向などを聞いてみたところ、なんとほとんど現在新車の納車が出来ない状況だそうです。車種も４種類しかオーダーできず、そのオーダーも既に10人以上の待ち状態だそうです。運よくオーダーをとれたとしても、納車が最速で１年半から２年はかかるとのことで、正にバブル状態です。また、オーダーを申し込むだけで100万円振り込まなければなりません…。どのような方がオーダーされているかと聞いてみたところ、値上がり益を見込んだ投資家が多いそうです。
高級時計や高級車などは今や新車よりも高い価格で取引されているそうです。そこで考えるのが市場におけるカネ余りの実態ですね。日銀によるゼロ金利政策など金融緩和策で市場には資金がジャブジャブ状態で、マネーの行き場がそのような本来投資目的にならない物品に流れているのです。
日本政府が言うは給与を上げて、投機のための高級時計などにマネーが流れるのではなく国民全体にマネーを流す方向性は絶対的に正しいと思います。しかし、国民全体にマネーが流れ込んだ後バブルは膨らみます。昔のオランダでバブルったチューリップ投資のように。
膨らんだものはいつか萎むのが世の常であり、その時期を予測できた人だけが巨万の富を得るのもまた世の常であります。
私はこのような販売店や不動産屋さんにおける市場調査が好きで、その現場感覚を肌で感じられるので本当に面白いですね。