土地の無償返還に関する届出について

平成30年10月13日 土地に無償返還に関する届出について

久しぶりに真面目なテーマについて書いてみました。

「土地の無償返還に関する届出書」とは、会社を経営する社長個人がその所有する土地を会社へ建物などを建てさせるために貸し付けた場合に、よく税務署に提出する書類です。

他人の土地の上に建物を建てさせる権利を借地権といいまして、その借りた土地を建物を建てて自由に使える権利だがら、とても高価な権利となります。関東周辺ですと、土地を貸した地主さんの権利(底地権)よりも借りた借地人の権利(借地権)の方が価値ありと評価されるんですね。

では、そのメリットは何でしょうか?よく言われることに次の2点があります。少し難しいですが…、ザックリ申しますと…

1 土地を借りている会社が、通常は多額の権利金を支払う慣行がある地域(例えば関東の都市部など)であるにもかかわらず、権利金を支払わず土地を借りて建物などを建ててしまった時、借地権という高額な資産を会社が社長個人からただでもらったと認定され、利益として法人税が課税されることがあります。これを認定課税といいますが、通常、借地権の評価は思いのほか高額となり、税負担もかなり高額となり社長もビックリされることもよくあります。

そこで、「土地の無償返還に関する届出書」を所轄税務署に提出することにより、この認定課税が避けられるということです。将来建物を壊して借地権を返すときは、立退料などは請求しないでただで返しますよ、だから認定課税はしないで下さいね、ということを税務署に届け出るということです。

2 次に相続税の土地評価において、自用地評価(100%評価価)ではなく、借地している間に支払った地代の金額にもよりますが、最高20%の借地権が認められる貸宅地(80%)として評価でき、相続税の節税となるということです。

しかし、20%相当の借地権は会社の株式の評価上、単価を押し上げる資産に計上しなければならず、会社の株式のを全て亡くなった社長などが所有していれば、あまりメリットはないかもしれません(会社が債務超過などの場合はメリットがあるかも…)。つまり、株主構成がポイントとなってくるんですね。

たまには不動産屋ではない税理士らしいブログを書いてみました。

秋の大運動会に行って参りました。可愛い子供たちが一生懸命何かを成し遂げようとしている姿を見るととても癒やされます。つい「ガンバレ~!」と声が出てしまいます。しかし、あと何回運動会に行くことやら…。上の子が9年だったから…。ん~いかん!周りのお父さんお母さん、ウッ、若っ!はっ、いかん!

雑念を払い、今日も新たな気持ちで過ごしていきたいと思います。

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